設備管理グループは、自社の設備を予防保全する考えから、定期的にメンテナンスを行っています。私は電気に関する設備の保全計画を担うチームに所属し、敷地内の様々な設備を動かすモーターの管理を担当しています。ただ、何らかの課題が発生した際にはチーム全員で対応にあたりますので、日頃からすべての電気設備について関心を持つ意欲が必要になります。言い変えれば、電気設備に関する知識を広範囲に身につけたいと考えたら、絶好の環境です。
実際に、当社の発電所は、鹿島臨海工業地帯の東部コンビナート南グループで操業する企業に限定した発電所ですが、少数のメンバーで対応しているだけに、発電、送電、変電、配電のすべての設備に携わることができます。現在はまだ先輩たちから教えられながら学んでいる最中ですが、一つの設備に詳しくなるたびに自らの成長を感じています。
エネルギーの安定供給という最大の使命のために
日々隅々まで目を配り続ける。
設備を構成する部品や消耗品には、推奨されている交換周期があります。でも、あくまでもメーカーの「推奨」であって、その交換タイミングは決して固定的なものではありません。日頃からきちんと目をかけて管理することで、交換時期を延長すると判断できることもあります。一方で調子が悪いと判断すれば、その原因部分を特定してすぐに予備部品に切り替えるような対応を進めています。
重要なのは、定期修繕時やスケジュールで計画された停止時間を除いて、設備の稼働を決して止めないこと。顧客各社への、電気や蒸気や純水などのエネルギーの供給に支障をきたしてしてしまうと、供給先各社の操業が一部中断するどころか全面停止にもなりかねないほどです。私たちは自社設備だけではなく、その先にある顧客の工場のすべてを想って、責任の大きな仕事に取り組んでいます。